天竜川の川下り船転覆事故
2011年 08月 18日
8/17、当方が小海線の乗り鉄旅をしていた頃、天竜川で痛ましい事故が起きてしまっていました・・・。
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「天竜川転覆:不明の3人遺体で…船頭と80歳男性、男児」
浜松市の天竜川で17日に川下り船「第11天竜丸」が転覆した事故で、静岡県警などは20日、下流で発見した男性の遺体を浜松市天竜区、船頭、北橋国幸さん(66)と確認。新たに堺市北区、無職、羽根弘(ひろむ)さん(80)と、浜松市西区、望月柾良(まさよし)ちゃん(2)の遺体も発見した。これで行方不明者は全員、死亡が確認され、計23人が投げ出された事故は、死者5人、負傷者4人の惨事となった。
北橋さんは川下り船の後部で操船していた。羽根さんは、事故で亡くなった妻洋子(ひろこ)さん(74)と軽傷を負った息子の勉さん(49)の3人で乗船。柾良ちゃんも会社員の父朗久(あきひさ)さん(39)と姉(9)の家族3人で乗船していた。
事故現場から北橋さんは約10キロ、羽根さんは約300メートル、柾良ちゃんは約2キロ、それぞれ下流で見つかった。【高橋龍介、沢田均、小玉沙織】
◇定年退職後、夢の船頭に…死亡の北橋さん
遺体で見つかった北橋国幸さんは運輸会社を定年退職後、「幼いころからの夢だった」と船頭になったという。今年6月に操船を任されるようになったばかりだった。
小中学校時代の同級生だった鈴木祥一さん(66)によると、北橋さんは、近所に住んでいた船頭に誘われ夢を実現させた。「小さいころ北橋さんの父親が持っていた小舟に乗り、船頭になりたいと言っていた」と振り返る。
天竜浜名湖鉄道によると、北橋さんが船頭として採用されたのは08年10月。今年3~4月に、2級小型船舶操縦士などの免許を相次いで取得した。操船しない前部の船頭に資格は必要ないが、北橋さんは自費で取ったという。同社は「とても意欲があった」と話す。
免許取得後は、ベテラン船頭と2人で後部の操舵(そうだ)を10回程度行い、6月21日から独り立ちした。事故までに約10回1人で操舵したという。
天竜浜名湖鉄道は事故原因を操船ミスとみている。同級生の寺脇太一郎さん(66)は「歌がとても上手で、船頭になって『船で歌を歌ったよ』とうれしそうに話していた」と残念がった。【小玉沙織】
■出典■毎日.jp
【外部リンク】http://mainichi.jp/photo/archive/news/2011/08/20/20110821k0000m040117000c.html
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亡くなられた方にお悔み申し上げます。。。
ここの運営会社(第3セクターの鉄道会社なのです)では数十年事故が無かったとの事でしたが、
船である以上転覆や沈没のリスクは考えなければならない訳で・・・。
このような事故で尊い命が失われることがこれ以上ないよう、願いたいものです。
そして、夢を叶えた矢先の悲劇といいましょうか。本当に無念だったろうと思います。
第2の人生を!というのは素晴らしい事だとは思いますが、安全管理等に問題はなかったのでしょうか。
今まで大丈夫だったから、そういう緩みはなかったでしょうか。
ゲンパツガーだって、そんなgdgdの末にあんな事になってしまいましたし。
それはともかく。
今では他の鉄道会社でも、第2の人生を!的な取り組みをしている会社さんがありますね。
くれぐれも、安全第一を念頭に進めていって頂きたいです。
お客様だけでなく、乗務員さんの為にも。
(勿論どこのことを言っているのか、わかりますよね?誰か様。
大丈夫だとは思っていますけど、今一度気を引き締めて下さいね。お願いしますよ。)
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当方は夏休みには静岡方面のローカル線に乗ろうという事で、
当初、天竜浜名湖鉄道も候補に考えていました。
結局色々考えて大井川鉄道に決めていたので、行かなかっただけなのです。
事故の翌日辺りに旅先で母から、
『(事故は浜松方面で起きたけど)大丈夫だったんだよね?』と電話がかかってきました。
「いや、そっちまでは行ってないよ~大井川だし(・∋・)」という事で一件落着でした・・・。
えーと、元々船に乗る事は全く考えていなかった訳ですが、
もしかしたら・・・という可能性が完全にゼロだったとは言い切れません。
相棒と一緒に旅行をする日取りに余裕があったなら、乗っていた可能性もあるので・・・。
そう、全ては紙一重なのです。
誰にしたって、他人事ではないのです。
今のこの国は「あの日」を境に、
「自分の命を守るには?」を真剣に考えるご時世になりつつあるようですし。
いずれにせよ、「表向き」だけでない平穏な日々が訪れることを願う次第です。
これ以上書いてしまうと話がそれまくりますので、以降また別の記事にでも。