【2009年冬】秘境駅探訪シリーズ その15『西吾野駅』
2009年 12月 17日
但しwikiでは秘境駅タグが付与されているので、今回秘境駅として記載させて頂きますm(_ _)m
【注】こちらの評価はガチで当方独自の判断であります。
「非公認」秘境駅なので、公式数値はありませんorz
【来訪日時】2009年12月17日10時頃
<とりあえず評価> ※カッコ内は駅についてのコメント。(今回は補正なし)
秘境度
2
(山深い。30分弱で麓の市街地から来たとは思えない静かな場所。)
雰囲気
1.5
(整備されていても、こじんまりとした駅舎と駅前が良い。)
列車到達難易度
0.5 (30分に1本来る。しかも終電が23時台!)
車到達難易度
0
(国道299号線から200m入るだけで楽勝。でもくれぐれも安全運転で!!![後述])
総合評価
4
本来ならば多忙になるはずの年の瀬だが、案件が1つ延期となり別作業も大して差し迫ってはいなかった。
何だかちょっと息抜きがしたくなり、ふらっと現実逃避の旅に出たw(勿論然るべき手続きは取った[笑])
さて、何をしようかと思いついたのは駅探訪の旅。
普段まず乗らない(乗りようがない)西武線に目を向けた。
西武秩父線に、準秘境駅があったっけな・・・(・ω・)
大宮から埼京線、武蔵野線と乗り継いで新秋津で下車。ここから西武線の秋津駅へは徒歩200mで連絡する。その道の狭さが何ともカルチャーショックw 「これ、本当に連絡道路なの?」というような普通の生活道路を通勤・通学客がドンドンバンバン行き交っている。
この辺は駅から近くて良いけど、朝晩は足音がうるさそうだ(苦笑)
連絡歩道(歩道橋みたいなの)を作るとか考えなかったの?・・・まぁきっと事情があったんだろうなぁ。
と思うようなJRと私鉄の疎遠さ(?)を感じる場所であった(;´∋`)
閑話休題w
秋津からまずは飯能を目指す。飯能行きを待っていると、バンバン電車がやってくる。
飯能に着いたら西武秩父線にお乗換え。4両編成なのにワンマン運転だったりするらしい。
あとは西吾野まで待つだけ。
という訳で、いつもの動画をどうぞ(ぉ)
↑今回は準秘境駅認定だった為、カウントは0.5でした(笑)
(秘境駅正式認定されていないのは有人だからというのも、多分あるだろう)
そして、時刻表をチラ見して終電が23時台である事に衝撃を覚えた。
こんな山の中なのに23時台まで普通に電車が来るとか、案外便利なんだね、とw
余裕で午前中に着いちゃったので、駅間を歩いてみる事にした。
西吾野→吾野で約4キロ。まぁ当方にとっては余裕。
しかも道は1本で迷う心配もないからと、ルンルン気分で歩き出した。
確かに道は楽勝であった。しかし・・・。
歩道を歩いている当方のすぐ脇を、トラックとかでっかい車が物凄いスピードで走りぬけていく。
大丈夫だとは分かっていても、何だか怖いorz
そんなこんなで歩いて大体半分くらい来た時だった。
(【注】こっから先はどういう訳か、かなりディープな話が続きます・・・)
歩道の脇に黄色い風車や花束、お地蔵さんらしきものが見えた。
その時、紅葉の時期に相棒とドライブしてこの場所を通り過ぎた事をふっと思い出した。
一瞬だけ見えた黄色い風車・・・。相棒と「ここで事故があったんだろうね・・・」と話したような。
正にその場所であった。
ゆっくりと近づき、お地蔵さんの隣辺りにあった貼紙を読んだ。
その場所は、やはり事故現場だった。
・・・数年前、このカーブで1人の青年が交通事故に遭い、命を失ったという。
乗用車とダンプカーの正面衝突で、ほぼ即死だったという。
車内には群馬方面へのガイドマップ等があり、ドライブに出かけた矢先だったようだとの記述があった。
これはあくまで当方の憶測ではあるが、青年が暮らしていた街との位置関係から
恐らく当方達と同じように頭振峠を越えて国道299号に入り、秩父方面へ行こうとしていたと思われる。
旅を楽しもうとしていた青年の無念を思うと、何も言葉が出ない・・・。
この場所を歩いて現地を通りがかって初めて、当方は青年の存在を知る事となった。
青年の父親は、青年の無実(事故の調べでは青年に過失があるとされたようなのだ。被害者である筈なのに)
を晴らし真実を明らかにするべく、今もなお裁判の場に出ておられるという。
あいにく何も持ち合わせていなかった当方は、花の代わりに「けむり饅頭」を供え、静かに手を合わせた。
これ以上悲しい事故がこの道で起きないで欲しいと願いつつ、当方は何ともいたたまれない気持ちでその場を去った・・・。
帰宅後にネットで調べ、ご遺族のHPを拝見した。
写真に出ていた青年は真面目な好青年のように思えた。
(そしてスポーツカーで事故に遭った、という先入観で思い浮かべていた当方自身を恥じた・・・)
こんなに良い人(だっただろうと思う。お会いした事はないけれども)が何故?何故・・・?
何故神様は理不尽な事をしたのだろう・・・。
いずれにせよ、改めて青年の冥福を祈りたい。。。
そして、とても他人事とは思えない事がある。
当方の相棒は大学1年の時、自転車に乗車中引ったくりにひき逃げされたのだ。
転倒して顔面を強打し、打ち所があと10cmずれていたら即死だった可能性もあったと。
その後、PTSDで2年近く外出できなかったそうだ。
この事故だけが原因でもないらしいが、今も1・2ヶ月に1度心療内科にかかっているという。
(転職活動時にその事実が企業側に照会される事を嫌い、全額自費だそうだ・・・)
また、当方自身もかなり危ない目に遭った事がある。
(ライトが壊れて無灯火だった当方に落ち度が大いにあったorz)
今から約3年前の12月、自転車に乗って帰宅途中のある夜だった。
信号が青の交差点を横断中(横断歩道上)、当方は向こうから右折してきた軽乗用車にはねられた。
具体的に言えば、車は当方の自転車の荷台部分に衝突。当方は左側に倒れて路上に転がった・・・(汗)
横断歩道を渡っていたら、向こうから結構スピードを出して軽が走ってくるのは見えてはいた。
渡りきろうと無意識にスピードは出したものの、
「まずい・・・間に合わない!!ぶつかる(>∋<)」
ぶつかった後は一瞬。その瞬間の事は良く憶えていない。
気づいたら転がって路上に仰向けだったという感じ。
該当の信号は県道との交差点で1分足らずで赤になるものの、偶然県道を通行中の車はゼロ。
直ちに「あ”、とりあえず歩道に移動しなきゃ」と無意識のうちに動いた為"2次被害"は避けられた。
幸い先方に怪我はなく、当方も足の軽い打撲程度で済んだ。
またどういう訳か回転レシーブのように転がったようで、頭は打たなかった・・・。
ただ、もし衝突のタイミングが少しでもずれていたならばと思うと背筋が凍った。
0コンマ数秒の差で重傷か、最悪死んでいた可能性もあっただろう・・・。
自分だけは大丈夫。そんな事は多分ない。
いや・・・普段は何も考えずに生活しちゃっているけども。
とはいえ道路を渡る時、車をシツコイくらい執拗に見る癖が着くようになったのは、多分この時から(爆)
まぁ当方には元々危なっかしい所があるから、その位で丁度いいのかもしれないorz
記憶はだいぶ薄くなってきたものの、事故に遭う瞬間があんなものだという印象は今でも残っている。
当然、もう二度とそんな目には遭いたくないから気をつけたい。。。
そんでもって、現在当方も相棒もお互い命が無事あることに感謝したい。
他に色々大変な事があったとしても、生きているだけでもうけものなのだから。
たまたま訪れた準秘境駅の旅は、後日当方にそんな事を改めて考えさせてくれるものでもあった。
こんな所までお読みになった方は恐らく心得ているとは思うけれど、日頃くれぐれも安全運転で。
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【注意!】
・西吾野駅までは、電車も車も比較的来訪は簡単です。
・・・が、国道を走行される際はどうぞ安全運転でお願い致します。天国に旅立ってしまった青年の為にも。
【ご参考までにどうぞ】
※真砂様のご遺族のページの紹介がありますm(_ _)m
http://inwaseda.blog105.fc2.com/blog-entry-33.html
スポーツカーだったら事故にあって良いというものではなし、
すかしてるドライバーなら事故にあって良いというものでもなし、ですよ。
偏見を恥じるなら、そこも恥じないと。。。
せっかく良い記事、良いブログなのにもったいないと思います。
失礼しました。
コメント頂き有難うございます。
言葉の使い方が下手で申し訳ございませんでした。
「もったいない」の言葉、当方のような素人ブロガーにとっては余りある評価だと認識しております。
かなり前の記事につき加筆修正をする予定はございませんが、今後の活動の参考とさせていただきます。
また気が向きましたらおいで下さい。
当方はいつでもここにおりますので(・∋・)b